最近の車はどこのメーカーでもそうですが必ずコンピューター診断機を使用します。
例えば故障診断の時に不具合個所の特定の為に使用したり、またはコンピュータープログラムを書き換えるために使用したりと様々な場面でなくてはならないものになっています。
昔は整備士が調整修理していたような箇所も今ではほとんど電子制御になってきていますので調整そのものができなかったりもします。
それじゃ、専用コンピューターさえあれば整備士いらないんじゃないか?
と思う方もいるでしょうが、それも違うんですね。
例えばコンピューター診断をしたとしても最終的に不具合個所を特定するのは整備士なのです。
コンピューター診断では大まかなところまでしかわからないケースがほとんどです。
エンジン不調などでは各データーををみて整備士が自分の知識を基に不具合個所の探求をします。
知識がないとデーターを見てもただの数字にしか見えないわけですね(笑)
つまり専用コンピューターを使っても知識がなければ宝の持ち腐れというわけです。
もちろん整備士によっても知識の差が出ますので、ここが整備士としてのレベルの差になってくるというわけです。
レベルの高い整備士ほど配線図やデーターの解析が得意だったりします。
あまり知られていませんが現場では整備士のレベル差は意外にありますよ!