こんばんわ!中古車副業パーフェクトガイドのお塩です!
さて、昨日は出品者目線でのオートオークションの話をしましたが今日はバイヤー目線でのお話をしたいと思います。
以前のブログでPOSシステムというパソコンをポチポチ押すと値段がセリ上がるというお話はしましたが、バイヤー=買う側のやることはボタンをポチポチ押すだけです(笑)
出品者のようにコンダクターに指示を出しながら、オークション会場の反応をみながら・・・って忙しい感じではなく、動作としてはポチポチとボタンを押すだけ・・・。
しかし、この単純な動作の中にも、また色々な心理が働いてくるわけです。
まずお目当ての車両が出品されたら下見をしてコンディションチェックをするというのは以前お話しましたね。
そして下見が終わってお目当ての車両のセリが始まったらPOSを使っての入札をするわけですが、バイヤーはほとんどの人が「売り切り」までは様子を見ます。
というのも昨日お話したとおり、出品者がコンダクターを通じて価格を調整しているからです。
どういうことかというと、例えば相場が100万円の車両があるとします。
セリが開始されて40万~50万~・・・95万と上がってきました。
さてここであなたがバイヤーだったらどう思いますか?
相場100万だからセリ価格が100万になるまでポチポチし続けますか?
それもいいでしょうが、私ならこう考えます。
「いまのセリの値段は出品者が意図的に値段をあげているもので、もしかしたらもう入札しているバイヤーは他にいないのではないか?」と。
つまり周りのバイヤーが手を引いているのに値段が上がるのに釣られて入札を続けてしまう。
これじゃ出品者の思う壺ですね!
なので「売り切り」となるまではバイヤーは様子を見ているのです。
もし「売り切り」となっても値段が少しづつ上がるようならそれは純粋に他のバイヤーがポチポチとPOSのボタンを押しているからなので、そこは駆け引きなしの純粋な価格勝負になるわけです。
「売り切り」=出品者は価格の調整ができなくなるというのも昨日お話しましたよね?
さて「売り切り」となった後にもほんの少しですが駆け引きがあります。
A店とB店が出品者が「売り切り」したあとにまだセリを続けていました。
値段は一回POSのボタンを押すたびに5千円上がって行きます。
この時に少し駆け引きが起きるのです。
A店は値段が上がったらすぐさまボタンを押して入札します。
B店は値段が上がったら1秒くらい悩みながら入札ボタンを押します。
さてあなたはどちらがこのオークションに勝つと思いますか?
なんだかB店はそろそろ予算が足りなくなる気がしませんか?
逆にA店はまだまだ入札を続けられる気がしませんか?
B店からみれば、「相手はまだまだ入札してきそうだし、うちの予算はもうすぐ打ち止めだし、諦めよう」と考えてしまいますね!
このようにPOSの押し方でも少しですが駆け引きがあるので、POSを操作している間は神経を使います。
しかし、事前のリサーチをしっかりして上限を決めておけば特に心配することもないのですが(笑)